映画版の”Sex and the City"アメリカでは2,3週間前に公開になりました。確か、日本でもWowWowあたりで放送されていたと聞いていました。その中で、ついにMr.Bigと結婚することになったSara Jessica Parker扮するCarrie Bradshawがアパート探しをするくだりがあります。Mr.Bigはお金持ちですから、もちろんPark Avenueの信じられないくらい大きなアパートです。その場面のナレーション。”NYで気に入ったアパートを探すのは大変なことで、何年もかかる場合もあり、人生の伴侶を探すのと同じです。” このコメントを聞いて、映画館で隣の席に座っている夫クラウスと顔を見合わせてくすりと笑ってしまいました。
というのは、私たちも、かれこれ2年はもっと広いアパートを探しているのです。2年もやっていると、半ば趣味に近いものになってしまい、毎週日曜日のオープンハウス(売り手がアパートを公開してアパートを探している人たちに見せること)訪問は、殆ど週末の日課のごとくなってしまいました。NYは東京と同じく、狭いところにやたらめったら人が多くいる上、そこに更にもっと人が流れ込んでくるので、新しいアパートはじゃんじゃん建ちますし、この住宅ローン問題の最中にあっても、アパートの価格が下がらないんです。
そして、この間の日曜日のこと。クラウスが近所でオープンハウスがあるのを見つけ、更にその間取り、広さ、全て私たちが探しているものと合致していることを発見し、ひとりで大興奮してわたしをひきずらんばかりにアパートを見にいったのでした。1900年に建てられたというシックなレンガの外観の5階建ての小さいアパートで、一フロアに一軒しか入っていません。あえて言えば、イギリスのB&B (ベッド&ブレックファスト)のような、古いヨーロッパを思わせるこぎれいな建物。そこのペントハウス!
そこまでは素晴らしいのですが、Walk-up。日本語で平たく言えば、エレベーター無し。NYの古いアパートにはよくあって、この2年間にもたくさん見ました。もちろん、予算がMr.Bigくらいあれば、古いアパートでももちろんエレベーターどころか、ドアマンもつくのですが、私たち下々の民のすずめの涙ほどの予算では、それは望めません。
さて、よし、と意気込んで階段を上がります。階段および廊下には赤いじゅうたんが敷き詰められていて、あたかもタウンハウス(NYマンハッタン内の一戸建ての家は、そう呼ばれます。)のようです。更に、各階の廊下にはユーカリのポプリがおしゃれな花瓶にさしてあって、建物中、かすかにペパーミント系の良い香りが漂っています。
ちょっと息も切れ、ぜえぜえ言ってたどり着くと、最初に目に飛び込んでくるのは、広いオープンキッチンで、インダストリアル系とかよばれる、業務用みたいな、メタリックな色の天井まで届くほどたかい冷蔵庫が立っています。そして、そのキッチンの右側にはダイニングエリアとそれにつづいてリビングエリア。更に、その隣にはオフィススペース。キッチンの左側にはバスルーム、それに続いてマスターベッドルームと、小さい窓のついたセカンドベッドルーム。更にすごいのは、キッチンの真上に天窓がついていることと、それからなによりも、片側の壁がすべてレンガで、リビングには暖炉もついているんです!
今まで色々アパートを見てきたので、もう簡単なことには感動したり驚いたりはしなくなった私たちですが、これはなかなかいいんじゃないか、というメッセージがお互いの顔に書いてありました。
と、クラウスが”なんだか天井が低くない?”と言うのです。その途端、全く目にすら留まらなかったことが、急に気になり始めました。確かに低いかも。と思い始めると、なんだか呼吸すらできずらくなってきたような変な気になってしまいました。(後でわかったのですが、今の持ち主は建築家で、もともとの天井が気に入らず、その上からモダンで無機質な白い天井をつけたのだそうです。)
クローゼットを開けたり、柱をたたいてみたり、と(特にクラウスは)丹念にアパートを調べ、次々人が来ては去っていく中、結局30分以上も滞在してしまいました。
そして、その夜、クラウスは言いました。”僕は絶対あのアパートが欲しい”。次にすべきことは、幾らで買い注文を出すか、でした。日本でアパートを買ったことが無いのでわかりませんが、アメリカでは、売り手の提供価格に対して、オークションよろしく、買い手は自分で正しい と思う金額でせります。もちろん、売り手は出来るだけ高い値で売りたいですから、高い価格を提示してきた買い手に売ります。ここで怖いのは、売り手が出している金額が本当に市場のほかのアパートと比べて妥当なものかどうかわからない、ということです。
さてさてどうなることか。長くなったので、パート2はまた書きます。乞うご期待!
というのは、私たちも、かれこれ2年はもっと広いアパートを探しているのです。2年もやっていると、半ば趣味に近いものになってしまい、毎週日曜日のオープンハウス(売り手がアパートを公開してアパートを探している人たちに見せること)訪問は、殆ど週末の日課のごとくなってしまいました。NYは東京と同じく、狭いところにやたらめったら人が多くいる上、そこに更にもっと人が流れ込んでくるので、新しいアパートはじゃんじゃん建ちますし、この住宅ローン問題の最中にあっても、アパートの価格が下がらないんです。
そして、この間の日曜日のこと。クラウスが近所でオープンハウスがあるのを見つけ、更にその間取り、広さ、全て私たちが探しているものと合致していることを発見し、ひとりで大興奮してわたしをひきずらんばかりにアパートを見にいったのでした。1900年に建てられたというシックなレンガの外観の5階建ての小さいアパートで、一フロアに一軒しか入っていません。あえて言えば、イギリスのB&B (ベッド&ブレックファスト)のような、古いヨーロッパを思わせるこぎれいな建物。そこのペントハウス!
そこまでは素晴らしいのですが、Walk-up。日本語で平たく言えば、エレベーター無し。NYの古いアパートにはよくあって、この2年間にもたくさん見ました。もちろん、予算がMr.Bigくらいあれば、古いアパートでももちろんエレベーターどころか、ドアマンもつくのですが、私たち下々の民のすずめの涙ほどの予算では、それは望めません。
さて、よし、と意気込んで階段を上がります。階段および廊下には赤いじゅうたんが敷き詰められていて、あたかもタウンハウス(NYマンハッタン内の一戸建ての家は、そう呼ばれます。)のようです。更に、各階の廊下にはユーカリのポプリがおしゃれな花瓶にさしてあって、建物中、かすかにペパーミント系の良い香りが漂っています。
ちょっと息も切れ、ぜえぜえ言ってたどり着くと、最初に目に飛び込んでくるのは、広いオープンキッチンで、インダストリアル系とかよばれる、業務用みたいな、メタリックな色の天井まで届くほどたかい冷蔵庫が立っています。そして、そのキッチンの右側にはダイニングエリアとそれにつづいてリビングエリア。更に、その隣にはオフィススペース。キッチンの左側にはバスルーム、それに続いてマスターベッドルームと、小さい窓のついたセカンドベッドルーム。更にすごいのは、キッチンの真上に天窓がついていることと、それからなによりも、片側の壁がすべてレンガで、リビングには暖炉もついているんです!
今まで色々アパートを見てきたので、もう簡単なことには感動したり驚いたりはしなくなった私たちですが、これはなかなかいいんじゃないか、というメッセージがお互いの顔に書いてありました。
と、クラウスが”なんだか天井が低くない?”と言うのです。その途端、全く目にすら留まらなかったことが、急に気になり始めました。確かに低いかも。と思い始めると、なんだか呼吸すらできずらくなってきたような変な気になってしまいました。(後でわかったのですが、今の持ち主は建築家で、もともとの天井が気に入らず、その上からモダンで無機質な白い天井をつけたのだそうです。)
クローゼットを開けたり、柱をたたいてみたり、と(特にクラウスは)丹念にアパートを調べ、次々人が来ては去っていく中、結局30分以上も滞在してしまいました。
そして、その夜、クラウスは言いました。”僕は絶対あのアパートが欲しい”。次にすべきことは、幾らで買い注文を出すか、でした。日本でアパートを買ったことが無いのでわかりませんが、アメリカでは、売り手の提供価格に対して、オークションよろしく、買い手は自分で正しい と思う金額でせります。もちろん、売り手は出来るだけ高い値で売りたいですから、高い価格を提示してきた買い手に売ります。ここで怖いのは、売り手が出している金額が本当に市場のほかのアパートと比べて妥当なものかどうかわからない、ということです。
さてさてどうなることか。長くなったので、パート2はまた書きます。乞うご期待!
コメント
Thanks for visiting my blog site!
私のブログにアクセスし、さらに雑文を読んで頂き、その上コメントまで頂き、どうもありがとうございます。NY対する感情は”Love"か”Hate"のどちらか二つに大きく分かれるとよく言われます。Mamiさんの場合には前者のようですね。ご主人はCornell(ですよね?)無事卒業されたのでしょうか?おめでとうございます。
この3週間くらいでNYはすっかり夏になりました。今年は何故か雨も多く、毎日のように雷雨があり、まるで熱帯にいるようです。また是非是非遊びにいらっしゃって下さい。
この3週間くらいでNYはすっかり夏になりました。今年は何故か雨も多く、毎日のように雷雨があり、まるで熱帯にいるようです。また是非是非遊びにいらっしゃって下さい。
こんにちは。またお邪魔しました。2年探していらっしゃるなら、それは良い直感なのではないでしょうか。私はもう長いこと田舎で暮らしているため、NYの住宅事情はおろか、都会での住宅探しの大変さとも無縁の生活ですが、「これはいいかも?」と思ったご主人とAkikoさんの心情が伝わってきました。一番は予算面でしょうけど、また続報を楽しみにしています。
ありがとうございます
NYでアパート探しパート2、7月2日にアップロードしましたので、暇があるときにでもお読みくださいね。ちょっと見つけにくいかもしれませんが、”最近の記事”の上から3番目に入っています。
NYに10年もいると、田舎暮らしにあこがれます・・・
NYに10年もいると、田舎暮らしにあこがれます・・・





実は2005年頃夫のアメリカ留学の際、夏だけManhattanに滞在したのですが(その後Ithacaに移動)うちの愛猫2匹連れてのアパート探し(日本から)が、実に大変だったのです(もちろん予算が豊富なら別でしょうけど)、結局予算的にSubletしかないと探していましたが、3ヶ月かかりました(涙)。
NY大好きな街です。NYの日本かぶれの友人は東京のほうがずっといいと言ってましたが、全く違うよさがありますね。また遊びに来ます。